公害防止管理者(水質1種) 2年目の挑戦で合格
2017年10月1日(日)に公害防止管理者 水質1種を受験し、合格できた。
(解答速報との照合の結果。正式な掲載、通知はまだ先。)
【追記】2017.12.16(土)に無事、合格証書が書留で届きました。
公害防止管理者は不合格や科目合格の場合はハガキ、
合格の場合はA4ほどの大きさの証書で届くので中を見ずとも入れ物でわかる。
昨年に引き続き、今回が2度目の挑戦だった。科目は水質有害物質特論1科目のみ。
昨年の試験状況はこちら。転職前だったので受験地は大阪だった。
初の試験で5科目中、4科目合格。落とした1つを来年度に受験となっていた。
9/16にこのブログで
「試験まで残り2週間となったのでいよいよ本格的に勉強を開始します」
と宣言して、有言実行、翌日9/17から勉強しました。
(始めるの遅い!!と言われそうですが・・・)
結果的には11/15正答だったので、無事合格できたっぽいです。
試験の振り返りをしていく前に、まずは簡単に私の情報をまとめると、
・電気出身で化学はまったくの門外漢。高校の基礎さえ今は怪しい。
・公害防止管理者は昨年の水質1種がはじめての受験。それ以外(大気など)は
未受験。水質も4種などは勉強せず、いきなり1種から受けた。
・以前に仕事で少し排水処理設備を触ったことがあるので凝集沈殿などはよくわかる。
というような感じで、実際の業務で排水処理設備をほんの少し触ったことがあることが
唯一のアドバンテージで、それ以外は何も秀でたところはない。
化学方面の知識についても乏しい。(その為に昨年の受験時には、過去問と一緒に
「化学の基礎知識 入門編」を買って勉強した。半分も読まずに投げ出したけど。笑)
試験勉強は上にも書いた通り、2週間前から開始した。
(それ以前にはほんの一瞬たりとも勉強せず、純粋に2週間。)
昨年のブログで、過去問集1冊だけでは水質有害物質特論にまったく歯が立たなかったのと、
運良く合格できた科目も非常にギリギリの成績だったことを反省して、
来年は「正解とヒント」を買って基礎からきっちり習得していく!と
燃えていたけど結局始めたのが2週間前という体たらくだったので、
「正解とヒント」は今年も使わなかった。というより買ってもいない。
なんか、あまり分厚い本だと勉強する気力が削がれる気がしてね・・・。
てことで、今年も三好康彦氏の攻略問題集(過去問集)を中心に勉強。
2016-2017年版 公害防止管理者試験 水質関係 攻略問題
- 作者: 三好康彦
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
この本はほんと良い。とりあえず最短で試験に合格したい!って時にぴったり。
ただ、昨年はこれ1冊で勝負して変化球に対応できなかったので、
もう1冊、溝呂木昇氏のこちらも買った。
水質有害物質特論―公害防止管理者等国家試験問題 徹底攻略受験科目別問題集 (公害防止管理者等国家試験問題-徹底攻略受験科目別問題集)
- 作者: 溝呂木昇
- 出版社/メーカー: 産業環境管理協会
- 発売日: 2015/12/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
水質有害物質特論の1科目に特化した本。テキスト+模擬演習。
勉強時間は計33hだった。
最初の1週間で12h、2週間目で19h、試験当日に4h。
水質有害物質特論は14:35〜15:25と後半だったので、当日の午前中も使って
最終の追い込みができたのは非常にプラスだった。
受験地は愛知で、名古屋大学 東山キャンパス。
勉強の進め方は、例によって7回読み勉強法を実践すべく、
まずは三好氏の過去問集を繰り返し読んだ。この時点ではノートに書いたりせず、
ひたすら問題と解答(解説)を順に読むという作業を繰り返した。
水質有害物質特論の単元はちょうど60頁弱ほどあって、4時間ほどかけて1周読むってのを
3周繰り返した。4周目は問題文だけを読んで、答えを自分で考える。
5周目には問題文を見ただけで解答がわかっているので、なぜその解答となるかの
”理由”を考える、という風な勉強の仕方で進めた。
同じものを繰り返し読むので、当然回を重ねるごとに、読むのに要する時間は短くなるし、
最初読んだ時には気付かなかった細かな部分に気付いたりする。
そうこうしてる内に試験本番が迫ってきたので、試験3日前にネットのサイトで勉強。
三好氏の攻略問題集は昨年買ったもので、2015年までの過去問しか掲載されていない。
(当たり前だが。)
私が昨年受けた2016年の過去問が載ったテキストは持っていないので、ネット上で
有志が運営するサイトで勉強させてもらった。
過去問の解答・解説 - YAKU-TIK ~公害防止管理者まとめました~
↑のサイト。2010〜2016年までの水質と大気の過去問を演習できる。
ただ単に過去問の掲載と、その解答をして、正誤を答えてくれるサイトなら
他にもあるけど、このサイトは解説がとてもわかりやすい。
なぜその解答になるのか?を丁寧に解説してくれるので、読むだけで応用力がつく。
そのまま書籍化してほしいくらい。
管理人の深い造詣に感嘆し、それを無料で公開してくれることに感謝。
で、話に戻ると、3日前に上記サイトで勉強し、これで過去問に関しては
計7年分をマスターした。(15問/年 x 7年 = 105問)
似通った問題もいくつかあるので、実際にはもうちょっと少なくなる。
もう少し対応できるパターンを増やして起きたかったので、試験2日前から
溝呂木氏の「水質有害物質特論 改訂版」に切り替えて勉強。
この本は、各単元ごとに最初に参考書的な概要の説明やまとめがあって、
その次に演習問題という流れで系統的に勉強していけるのが良いところの本やけど、
2日前からそれをする時間はないので、巻末の演習問題(55問)のみ2周した。
この55問を頭に入れていたことが、今回良いように働いた。
過去問7年分だけでは合格できなかった。
ということで、「正解とヒント」を持たずとも、水質1種に合格できたので
あればそれにこしたことはないけど、いかんせん分厚くて、
勉強のハードルがあがるので、それがプレッシャーになって足踏みするくらいなら
過去問をサッと繰り返し解いてマスターする方がよい、と思った。実感とともに。
*以下、番外編として試験の思い出など。
・科目合格者も受験料6,800円きっちり払う必要があるので1つや2つだけ
受けるのはコスパ悪い。一発合格を目指しましょう。
(私のような自費で受験する方はとくに。)
・名古屋大学 東山キャンパスの全学教育棟本館てところで試験だったけど、
昨年の大阪吹田の大和大学より良かった。まず、建物の前にベンチとか
座るところがたくさんあって、休み時間に最終追い込みができること、
それと目の前にファミマがあるので昼飯も買えて移動時間ムダにしない。
・各有害物質とその検定法、どのパターンにも対応できるよういろいろ暗記したのに
試験に出たのが”チウラム”=高速液体クロマトグラフで拍子抜けした。
せっかく覚えた知識を試したかったぜ!
・時計を持っていくの忘れて、試験中時間がわからなかった。
公害防止管理者は途中退出できないので、時計を忘れるといろいろと困る。
・試験の帰り道、ポケモンセンター名古屋に寄ってお買い物。
コイキングのポーチ、買おうか散々悩んだ挙句、2,000円と少しお高いので断念。
・試験会場に1時間以上早く着いたので、少し構内を見て回ってたら、
相撲部の新入部員募集の看板がおもしろかったのでパシャり。
というような感じで公害防止管理者 水質1種は完了。
来年から大気1種を受験する予定。
それより直近では、来月11/19(日)に危険物甲種!
1ヶ月前になったら勉強をはじめよう!まずはアマゾンで評判の良いテキストを買うところから・・・。