2018年12月に読んだ本
2018年12月に読んだ本
1.
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/06/08
- メディア: Kindle版
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新幹線の移動時にKindleで読んだ。ビル・ゲイツから直接薫陶を受けた、と表現すれば少し言い過ぎかもしれないが共に仕事を経験したマイクロソフト時代のエピソードはどれも面白かった。徹底した合理化のためにビル・ゲイツは社員から直接説明は聞かず、情報を整理しわかりやすくビル・ゲイツに伝える専門の社員を雇っているというのは特に驚いた。その他にも著者がこれまでの仕事人生の中で得た学びが沢山。ざっと挙げてみるだけでも、「ラストスパートこそ諸悪の根源」、「まずプロトタイプを作ってみる」、パーティー会場に花を用意するエピソードにあった「自分の中で任務を再定義する」等々。得られるものが本当に多い1冊だった。おすすめ!
2.
(148)黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える (ポプラ新書 な 9-1)
- 作者: 成毛眞
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 新書
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唯一参考になったのはNHKに関する著者の考え方。TVの時代は終わったとか言われるが、大体の家にはまだTVがリビングの良い位置にある。ぼくの家もそうだ。無闇にネットを盲信してTVを毛嫌いするのではなく、物として実際置いてあるんだから活用しよう、と。潤沢な予算があることやCM前後の無駄がないこと、「特別な許可を得ての撮影」は日本では実質NHKの専売特許である状況から品質が他局に比べ圧倒的なので、集中して見なくてもただ流しておくだけでも良いと著者は解く。なるほどーと思って読んでいたが、よく考えればこれインプットの方法じゃん!!肝心のアウトプット術も色々出てはくるのだが、私の場合、刺さったものは何一つなかった。
3.
要約すると「やっぱり読書はしなきゃだよね!」コレに尽きる。読書に対するモチベーションが下がってきた時、自分を奮い立たせるために読むと良いと思う。間違っても読書をしたいという欲求が高まっている時に手始めに取る本ではない。そんな暇があるなら「読書」をすぐに始めた方が良い。
参考になったのは1点。世の多くのムーブメントは依然、書籍(雑誌も含む)から始まることがほとんど。ネット発は中本哲史なる謎の人物が投稿した論文から芽生えた仮想通貨のビットコインくらい、らしい。著者の指摘するようにスイーツとかファッションとか一過性の流行はネットと相性が良いようだが、持続的なムーブメントはネットからはあまり出ていないのかも。
・・・12月は以上の計3冊。今月はほとんど出張で北陸と東北を行ったりきたりしてたので、新幹線での移動時が読書タイムだった。中島聡氏の本はすごくおもしろかった。