ニャースのかきくけこ

ニャースはアニメ、ゲーム界のベンジャミン・フランクリン。

第24回 QC検定2級を受検してきた

exdesign.hatenablog.com

 

↑QC検定の記事は以降、こちらのブログで書いていきます。

 

 

 

2017年9月3日。

第24回 品質管理検定2級(QC検定)を受検したのでその感想などを。

 

結果を先に書くと、

直後のWebで公表された基準解答での自己採点結果は全97問中、91問正解。

正答率93.8%なのでまず安全圏だろう。

勉強を頑張った成果というのもあるかもしれないが、それと同時に

第24回の試験難易度が低かったのも一因。

 

 

【追記】

無事、QC検定2級の合格証書が届きました。

第24回は試験中に手応えとして実感していた通り、確かに難易度が少し低かった

ようで合格率は例年に比べ高かった。ある意味、当たり回での受験でした。

 

 

今回の試験は会社の費用で申し込んだ。受験地は愛知。

資格試験は結構たくさん受けてるけど、自費以外で受けたのは今回が初めてだった。

前の会社はベンチャーでまず社内にそんな制度なかったし・・・。

 

品質管理の部署ではないけど、ものづくりに携わる一技術者として広範な知識を

学べると思ったので軽いノリで申し込んでいた。

会社の中で団体受検の取り纏めをする方から、

「当日は必ず受検できるよう体調管理をしてください」という案内とともに

「近年、2級の難易度が上がり容易ではないので今すぐに勉強に取り組んでください」

とメールがあった。(6月のはなし)

 

以下に傾向を示すように確かに2級の合格率は低い。

QC検定の試験が始まった当初は合格率が高かったが右肩下がりで落ちていき、

直近の第23回などはたったの21%しかない。

科目合格制度もない検定で異様な低さだなと思ってた。

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ただ、難しいからすぐに勉強を開始せよ、と急かされても

特に行動を開始する気が起きず、時間だけが過ぎて行った。

7月も終わりに差し掛かった時にそろそろ勉強しようかと思い立って、

Amazonでテキストと過去問を購入。会社で非常に評判の良いこの2冊。

1回で合格!QC検定2級テキスト&問題集

1回で合格!QC検定2級テキスト&問題集

 
過去問題で学ぶQC検定2級 2017年版

過去問題で学ぶQC検定2級 2017年版

 

 

両方を買ってみた感想としては、確かに参考書の方はよくまとまっていて良かった。

全体的に構成がわかりやすく、導入部分の説明の仕方にも気遣いがあるので、

QC初学者の私にはとくにマッチしていた。逆に仕事で品質関連を担当していて、

既にある程度知識がある方には簡単すぎる可能性があるので別のテキストを選ぶ方が良い。

あくまで、これからQCの勉強にイチから取り組んでいこうという方向けの本。

 

過去問は、正直なくても良いかなと思った。両方買えるならそれに越したことは

ないけど、どちらか1冊なら絶対に参考書だと思う。

実際に私は勉強期間がそもそも短かったのもあるけど、1日しかこの過去問を

使わなかったのでコスパは非常に悪かったことになる。

 

 

◎勉強の思い出

 

夏季休暇は関西に帰省していたのでまったく勉強せず(そもそもテキストを

置いて行った)、愛知に戻ってきた8/19から本格的に勉強を開始。

実働2週間の短期集中型で臨んだ。

 

勉強方法は、まずは過去問は一旦放置して、まずテキストを読んだ。

1章から順に勉強していくのではなく、順不同で気になったところからやっていった。

まとまった時間のある時は実験計画法とか相関分析・回帰分析など計算作業をともなう章を、

細切れの時間しかない時はテキスト後半の暗記系をメインに。

一度で理解できなくて良いので、一度の勉強では浅くさらっとでも、

”繰り返し”触れることを重視した。

このあたりは山口真由さんの7回読み勉強法に大きな影響を受けてる。

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

 

実際には6章から10章までの暗記する分野は5回読み程度だったけど。

 

 

基本的には、試験日の2週間前に勉強を開始するという短期集中型だったので

前に勉強した内容が薄れることなく一気呵成にテキストに取り組めた。

ひとつだけ気にした点は、3章の検定・推定の勉強をいちばん最後に回したこと。

ざっとテキストを見た時にいちばん難解そうだったので。ただ、QC2級ではこれが

メイン?的な扱いで、各章に占めるページ比率も最も高いのでこれをスルーしておく

ことに違和感もあったけど、ここは試験直前にだけすると決めて、それ以外を

優先的に勉強した。

試験直前の木・金で3章を初めて勉強。前日の土曜は1日家に引きこもって過去問。

日曜も朝早く起きて過去問の続き、そして10:30から試験本番という流れだった。

 

過去問は第17〜22回まで掲載されている内の後半3回分だけをやって、それ以外は

見てすらいない。理由は二つあって、ひとつは過去問をする日が1日しかなくて

時間がない為に最新から取り組んだこと。もうひとつは第20回から出題範囲が

変わったとのことなので、それ以前とは試験が少し異なるから。

まあ後者はかなり後付けで、ただ単に時間がなかったのが大きい。

できるなら過去問はすべてやっておく方が良い。普通に考えて。

 

前日の土曜は27時まで勉強してそのままベッドへ直行、即座に寝落ち。

で、当日は6時にスマホのアラームで起きた。睡眠3時間だったのでとても眠かった。

試験は10:30からだったので家を出る直前まで過去問をやってた。

家を出て試験会場へ向かう間もひたすらテキストを読み込み。

会場について着席してからも読み込み。この直前の瞬間がいちばん集中できる。

試験監督員が諸注意とかを説明してる間も、内容はどんな試験でもだいたい同じなので

聞き流しつつほんとの直前までテキストで最終チェック。

この短期記憶にかける!みたいな。

 

そうこうして臨んだ試験は、拍子抜けするほどカンタンだった。

決して自分が勉強を頑張ったという理由だけではない、多分にラッキー。

90分の試験で97問。問題用紙は持ち帰り可能なので、まずは解答用紙は放置で

この問題用紙に解答を書き込みながら進めて行った。

残り20分で一斉にマーク。97個塗りつぶす作業は割としんどかった。

5分ほど余ったので怪しい解答を読み返したりして時間終了。

 

QC検定2級の試験問題は、後半にいけばいくほどカンタンというか、

QC関係のない精神論的な話になってくる。今回も最終章は○×問題で

松下幸之助とか近江商人三方よしがどうとかあって、和まされた。

これいるんか?と思いながら解答した。

 

翌週火曜に日本規格協会のWebで発表された基準解答速報で答え合わせ。

その結果が最初に書いた97問中91問正答という結果。一安心。

その後2ch見たら、やっぱり「試験カンタンだった」という意見が多かった。

なので今回の合格率はすごく高くなると思う。それまで右肩下がりだったのが

嘘のようにピコンと高くなって、その次はまた締め付けが厳しくなるのか・・・?

今回だけたまたまラッキーだったのか、これ以降も難易度見直しがあるのかは

わからないけど、とにかく無事試験を終えれて良かった!

 

 

さて、次はもっと大事な公害防止管理者水質1種!

こっちは年1回の試験なので頑張ろう。と言いつつ、もう1ヶ月を切ってるのに

まだ何もしていないけど・・・笑