2019年2月に読んだ本
2019年2月に読んだ本
1.
世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと (王様文庫)
- 作者: トニー野中
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2013/12/05
- メディア: Kindle版
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内容自体に目新しいものはなくて、ほぼ全ての部分において過去の名著といわれるものやベストセラーにも書かれているもので、それらの総決算に近い。そしてその総決算的なものも本屋に数多あるのだが、その中で本書の違いは「著者がいらずらに絵空事を語る得体の知れない誰か」ではなく、一応技術者(その後チタンの研究成果からゴルフクラブの開発に移ったとあるので材料力学か)として成果を出した人物である、という点とゴルフクラブの仕事を通じて直に世界の大富豪と呼ばれる人たちとの交流がある点である。ロスチャイルドの「6分遅れる」はすごく印象に残った。時間に対する感覚がこれほど普通の人とは違うのかと。
2.
藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 ドラえもん達との思い出編
- 作者: えびはら武司
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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「藤子スタジオアシスタント日記」まさにタイトル通りの内容だった。えびはら氏はまだ両先生が解散していなかった時代に藤子スタジオに入って、ドラえもんの最初期にも藤本先生のお手伝いをしていたようだ。アシスタントの視点から見えた仕事現場の日常的な出来事、思い出がとにかく多いが、先生のファンとしてはオフの過ごし方なんかも気になるところだが本書には情報はなかった。大長編ドラえもんの主題の豊富さにみるように、どうやってあれだけのネタの引き出しをストックできたのか知りたいがここにも答えは見つからなかった。ただ、ドラえもんは誕生直後から順風満帆で国民的な人気作になったのではなく、紆余曲折あったし一時は大変つらい逆風があったこともこれを読んで初めて知った。
3.
日常生活をテーマにしたエッセイ集。語り口がどれも本当におもしろい。デビュー前にサイン色紙を買いた奈良のお茶屋さんでのエピソードにほろりと泣きそうになるくらい感動したかと思えば、旅行に出かけたオーストラリアで父ヒロシが湖に置いてシルクのパンツをもらったり、しまなみ街道を自転車でひた走って地震が来たのにウニ丼をおかわりしたりと可笑しい。みのもんたや北野武まで登場する。さくらさんは、周りのスタッフにも本当に恵まれていたんだなと思った。
・・・2月は以上の3冊。この他に転スラコミックを1〜10巻まで一気読み。漫画をすごく熱心に読んだ月だったなぁ。あと暁のヨナも1、2巻を読んだ。漫画は別記事でまた感想を書こう。