ニャースのかきくけこ

ニャースはアニメ、ゲーム界のベンジャミン・フランクリン。

2018年11月に読んだ本

2018年11月に読んだ本

 

1.

「仕事が速い」から早く帰れるのではない。「早く帰る」から仕事が速くなるのだ。

「仕事が速い」から早く帰れるのではない。「早く帰る」から仕事が速くなるのだ。

 

すらすら読めて読了までの時間が短いのに、それでいて学びが多いのが千田氏の著書。最近残業が非常に増えてきて、なにか活路を見出したいと思って手に取った内の1冊。本書で説かれる50個以上の習慣の中で、最も良い学びになったのは、1番に出てくる「”はじめの1分”に神は宿る」だ。これだけでもこの本を買ったリターンは充分にある。気乗りしないことだと、つい万全の態勢を整えてから取り掛かろうと考えてしまうけど、結局それは着手を先延ばしにしてるだけであって、後から時間も気力も足りなくなって自分の首を締めることになる。準備が不十分でも何でも良いから、まず1分だけ手をつけてみる、この重要性を肝に銘じる。ちなみに2番目に出てくる「気合いは不要。黙ってスッとやる。」もこれはこれで面白い。千田氏の本は、著者は大真面目で書いているのだろうけど、第3者的立場で読んでいて笑ってしまうところがあったりする。そこがまた魅力的だ。

 

 

2.

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

”なぜか自信があった毎日だった。それはきっと、自分の目指す道の詳しい状況がわかってなかったからだったと思う。夢という漠然としたものが、本当に踏み込む前に見せてくれる甘い部分”という部分が妙に印象に残った。見た目からのイメージで申し訳ないが、プライドがすごく高そうな山ちゃんなのに、ここまで赤裸々に過去を晒すのかという驚きだった。しずちゃんと組む前に、実は2回解散を経験していたことを本書ではじめて知った。氏も自ら猛省しているが、相方への対応がほんとに酷い。読んでいてすごく暗い気分になるし、氏に対して怒りや憎しみの感情まで湧いてきそうになる。変に言い訳せずにありのままを告白しているからこそ持った感情だろうけども。