2018年5月に読んだ本
2018年5月に読んだ本
1.
トコトンやさしいサーボ機構の本 (今日からモノ知りシリーズ)
- 作者: 横田川昌浩,秋葉浩良,中島秀人,西田麻美,Net-P.E.Jp
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2016/10/28
- メディア: 単行本
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本書ではサーボ機構が次のように定義されている。
「指令通りの想定した動作を、繰り返し高速・高精度で実現するシステム」
それらを構成する各機器(モータ、センサ、アンプ、コントローラ)についてと、基礎的な物理や制御理論の概要が述べられている。サーボモータの選定と制御理論の部分がなかなか難解だった。トコトンやさしいシリーズの中でも難しい方だと思う。
全体の雰囲気を掴めたら、各論は別の専門書に進んでいくのがよい。
2.
世界一受けたいお金の授業: 一生お金に困らない「稼ぐ、使う、貯める」技術 (知的生きかた文庫)
- 作者: 和仁達也
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2013/11/22
- メディア: 文庫
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Audibleでオーディオブックとして聴いた。ブロックパズルとかグラフが多く出てくるけどいずれも参照できないのは残念。オーディオブックにあまり向いていない・・。難しい決算書の読み方も5つの項目を抜き出すだけでかなりの精度で読み解くことができるのは目から鱗。
3.
仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える
- 作者: 隅田貫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/09/28
- メディア: 単行本
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Audibleでオーディオブックとして聴いた。印象に残ったのは2つ。ドイツのクリスマスは華やかなイルミネーションで街に人が溢れるのは直前で、当日は皆が家族と家で過ごす為に街はひっそりとする。もう一つは、静かに過ごす時間が法律で決められていて日常の生活の作業も制限を受ける。そのことが逆に時間のメリハリとなって恩恵を与えている面もある。
ドイツと日本はGDPランキングもお隣で、共に戦後復興を遂げた国と共通項は多いけど、やはり地理的・民族的に異なるために生活様式の違いも大きい。無作為に外国礼賛する必要はないが、良いなと思う部分は素直に取り入れたい。自分の仕事への誇りの持ち方とか、普段の生活に散歩を組み込んで上手にリフレッシュすることとか。
4.
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書)
- 作者: 島田紳助
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/05
- メディア: 新書
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内容は面白いけどタイトルで損している。島田紳助さんの本は今回が初めてだった。漫才師として大成した理由に、先輩芸人の漫才をノートに一字一句書き写して人がどこで笑うのか研究したといった若手時代の裏話も少し紹介されているが、本書は氏が手がけたタレント業以外のサイド・ビジネスがメインだ。25年間一度もビジネスで失敗していないというのはすごい。どの時点で手離れするかにも依るけども。
日々の生活や仲間との交流の中で、新たなビジネスの種を探す嗅覚と、色んな計算や調査をして実行に値するかどうか判断する能力が凄いと思った。西宮のビル1棟をオモチャ箱にしてしまった不動産業社長の話は面白かった。ネットで検索したが見つけられず。
・・・ということで5月は以上の計4冊。ちょっと少なめだった。
「思考は現実化する」と、アシュリー・バンス著の「イーロン・マスク」の2冊を時間をかけて読んでいるのと、ドラクエ11で遊びまくったのが少ない要因。MVPは今月該当なし。