ニャースのかきくけこ

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読書メモ:「50歳を超えても30代に見える食べ方」南雲吉則

 

50歳を超えても30代に見える食べ方 (講談社+α新書)

50歳を超えても30代に見える食べ方 (講談社+α新書)

 

未だかろうじて20代ではあるけど、普段の食生活の良し悪しが

肉体的な健康だけでなく精神的にも大きく影響すると思うので

自分が日々何気なくしていることが問題ないかを点検する意味で読んでみた。

(よって「老化」とか「若々しく保つ」ことが喫緊の課題ではない。)

 

著者は医学博士の南雲吉則氏。まずは表紙に写るイケメンが気になる。

これがおそらく著者なんだろう。

品川庄司の庄司に似た二枚目だが、この人が50歳以上なのか・・・?

作者プロフィールを確認してみると1955年生まれとのこと。初版が2012年なので

57歳当時の写真ということになる。多少の写真の加工はあるとしてもすごい、

確かに30代に見える。ということで著者自身が顔出しで体現していることを

証明してくれているので内容にも期待が持てるか、そんな感じで読み進めた。

 

本書は「食べ方」が主題ではあるが、食を含む広く生活上の健康一般について

述べている。要約すると、本書の主張(提案)は以下の3点に集約される。

 

⑴お腹がぐーっと鳴るまで食べない

⑵完全栄養を摂る

⑶食べたらすぐ寝る

 

とてもざっくりと書いたのでひとつずつ詳細を紹介していく。

まず⑴については、要は1日3食は現代生活において必ずしも必要ではなく、

むしろ過多である、ということ。誰しも経験があると思うが昼食をしっかり取ると、

体はその食べ物の消化にエネルギーを使うので、午後の仕事中非常に眠くなるという

ことがある。これは著者自身もクリニックで医師として勤務する過去の体験を

語っており多いに同意するところであった。

大切なのは「体の声を聞く」ということである、前日に食べ過ぎたりして、

まだお腹が減っていないのなら、お昼になったからといって無理して食べることはない。

 

このお腹が減ったかどうかの目安が、ぐーっと鳴る現象のようだ。

空腹感と空腹の違いを正しく認識することが重要で、前者は大脳の新皮質が見る妄想、

後者が辺縁系が発する体からの信号で、前者に惑わされてはいけない。

著者が推奨するのは夕飯のみの1日1食で、朝と昼は絶食か、ナッツなどの低糖質類を

軽くつまむ程度にとどめておくのが、交感神経優位で日中に集中力を切らすことなく

乗り切るために必要だ。

 

⑵の完全栄養に関しては、今回この本を読んで初めてその考え方に触れた。

以下に一部引用する。

 

”つまり、地救上の生き物を丸ごと一匹食べれば、私たちの体に必要な栄養素を

すべて摂ることができる。これが私のいう完全栄養ということになるわけです。

しかし、ブタ一頭、あるいはウシ一頭を、全部食べることはできないため、

ヒレ肉だけ、バラ肉だけといった「部分」だけを食べているわけで、

これは栄養が偏った「部分栄養」です。”

 

この完全栄養という考え方を実践するには、必然的に小さな生き物が対象となり、

本書ではイワシ、シシャモ、ワカサギ、ドジョウなど小型の魚を丸ごと摂ることを

勧めている。

魚は骨ごと、腹ごと、頭ごとーー。

これだけでも驚きではあるが、さらに野菜に関しても、

野菜は葉ごと、皮ごと、根っこごとーー。

として、光合成を行う葉にはビタミンやミネラルが含まれるとしながらも、

実は栄養は葉には蓄えられておらず、根にでんぷんとして集まっているようだ。

果物に関しても同様で、ミカンやリンゴの皮などは特に栄養がたくさんとれる

部位であるようだ。リンゴの皮の抗酸化作用の話は有名で、

私はお馴染みであったが、野菜の根まで食べるというのは新鮮な驚きだった。

※ただし、果物に関して「種」は食べないこと。

 

⑶の「食べたらすぐ寝る」については、まず22時から翌2時は睡眠の

ゴールデンタイムとも呼ばれ、この時間帯に成長ホルモンの分泌が

盛んになるので寝ていることが望ましいことが述べられる。

それだけでは、他の多くの書籍でも「セロトニン」などという単語が出てきて

大体同じような主張を聞くことになるのだが、この本の違う点は上記の時間帯に

寝ていることも重要だが、それと同等に、食事のあとすぐに寝てしまって

構わないと言い切っている点だ。

 

”成長が止まった大人の場合、身長はさすがに伸びませんが、その代わりに、

お腹に溜まった内臓脂肪が燃焼し、体温を上昇させます。

寝入りばなに寝汗をかくのは、成長ホルモンが出ている証拠です。

このとき同時に筋肉が成長します。これは「タンパク同化作用」といって、

すべての動物に備わったものです。 (中略)

「食べてすぐ寝ると牛になる」といいますが、これこそ自然の摂理であり、

体の求めている健康法です。”

 

 

朝、昼は食事を摂らずに仕事に集中する。

帰宅した後、夕飯として好きなご飯をしっかり食べる。

副交感神経優位で眠くなるので早めに寝て、翌朝早朝から朝日を浴びて

活動を開始する、そんな良いサイクルを回すことが20歳若返るために、

また老化対策としてだけでなく日々を充実して生きて目標を達成するために

重要だということを学んだ。

 

 

※この本を読んでから1週間、1日1食については実践を始めているので

体調の変化などについてもう少し継続してから改めて追記しようと思う。

 

50歳を超えても30代に見える食べ方 (講談社+α新書)

 

*番外編

この本に出てくる数々のレシピ、食材そのものの素材を活かした料理が多くて

特段こだわった調理法でも味付けでもないのに、とても美味しそうに思える。

にんじんの葉の天ぷらが最も印象に残ったので近々チャレンジしてみよう。