2017年12月に読んだ本
2017年12月に読んだ本の感想
1.
再読。この本が提唱する健康法は以下の3つ。
・1日1食(しっかり食べるのは夕飯のみでそれ以外は絶食か軽い低糖質食)
・完全栄養を摂る(果物や野菜は皮ごと、魚はまるまる一匹すべて)
・食べたらすぐ寝る(22-翌2時の睡眠のゴールデンタイムに寝ていること)
私も会社で午後、デスクワークをしている時の睡魔に悩んでいたので、
この1日1食を試し始めたが確かに眠くなることもなく、仕事に集中できる。
「空腹感と空腹は違う」。それと食べたら即寝て良いという従来の思い込みを
一刀両断で新しい考え方を得た。完全栄養についてはとくにまだ試していない。
2.
日本国における天皇の存在と歴史について知りたくて本書を読んだが、求めていた内容とは少し違った。本書の大部分の頁は、明治天皇から今上天皇に割かれており、日露戦争から大東亜戦争終結後のGHQによる工作が今日に与える影響がよくわかる。
戦後、米国により行われた占領管理下での大変革(日本人の精神的武装解除)の史実について公的文書の丹念な調査から史実が述べられており、その辺りのことについて学びたい方には大いにおすすめできる。国際銀行家に関しての記述は、今までにも他の本で何度かこういった主張は読んだことがあったが、本書での説明がもっともしっくり来た。やはりこれも基本は史実をベースに、そこに少しの自分の意見を添えるといった本書の構成のためと思う。
3.
興味深く通読したが、とくに「外国語に強くなれ」と「日本人にはマグダーネルズよりマクドナルド」が印象に残った。
前者はこの本が著されて20年が経った2017年現在でもまったく同じことが言え、
身につまされる思いがした。その重要性は頭では分かっていながら、一向に結果が
伴わないことが問題である。藤田氏は外国語なんてものは、その国の宗教などの
背景や歴史を理解すれば簡単であり、日本語という言語の方がよほど難しいと
根本の思考法が異なる英語と日本語を操れるようになるために何か始めないと
いけないと思った。後者は、いかに藤田氏が日本という国の国民性、感受性を
観察してそれをビジネスに反映させたかということがよくわかる。読んでみると、
なるほど確かに、と合点がいくが、それは結果論であって前提条件として
このように考えれるようになるには習練が必要と思った。
4.
トコトンやさしい流体力学の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
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仕事上、流体工学の概要を理解する必要に駆られ、計10冊ほど読んだ内、総合すると本書が最も良かった。まず前提として、流体初学者にもやさしく解説されている本でないと馬の耳に念仏となってしまう私でも概要をざっと理解することができた。また、本書の良い点は”簡易さ”を求めるあまり数式がまったく出ない概念的なことに終始する本や、定理とされる重要な式の導出など数式を丹念に読み解く本のどちらでもなくて、概念とそれを表す数式のバランスが良いところ。初学者に推奨。
それと余談だが、コラムは面白いけれど、赤地なので目がおかしくなる。
・・・ということで12月度は計4冊。2017年全体では44冊だった。意外に少なくてびっくり。
50冊にも満たなかったとは。先月に12月の目標は10冊としていたけど未達に終わった。
年の終わりというのもあって、本棚の再読と整理をしようと思っての目標だったけど帰省中に
読んでいる日経BPの「ポケモンストーリー」が超大作過ぎて、また一字一句漏らさないように
丹念に読んでるのもあってこの本に時間をかけすぎているのが数として伸びなかった原因。
まだ1月も本格的にはQC検定1級の勉強開始しない予定なので、引き続き1月も読書月間とする。
今度こそ目標は10冊!!
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2017.11.26(日)